こんばんは、いもみ🍠です。
本日は埼玉県春日部市上金崎にあります『地底探検ミュージアム 龍Q館』のご紹介です。
何それ?と思われる方も多いと思いますが、国土交通省の関東地方整備局江戸川河川事務所が管理している、地下の首都圏外郭放水路のミュージアムです。
地下にある巨大な水槽を支える高さ18mの柱群が、ローマのパルテノン神殿の柱の様に見える事から『地下神殿』と呼ばれる様になったそうです。
TVなどでも何度か取材に来ているので、見れば「あぁ…💡」とわかる方も多いと思います。
実際に見てきたら、想像以上の景観に圧倒されました!
私的にイチ押しのおすすめスポットです。
場所と駐車場について
↓【場所】はコチラです↓
【駐車場について】
駐車場はとても広いです、100台くらいいけるのかな?
駐車場には大きくて綺麗なお手洗いがあります。
自販機はお手洗いの近くにありました。
ちなみに少し前にご紹介した『西金野井香取神社』はこのすぐ近くです。
下の写真でお分かりの様に、バスも通っています。
バスは…おぉ!クレヨンしんちゃんのバスです!
クレヨンしんちゃんの舞台は、春日部市ですもんね~(´ω`*)♪
南桜井駅北口から龍Q館まで、春日部市コミュニティバス「春バス」が運行していました(※運行日・運行時間に制限あり)
※「春バス」については下に貼ったリンクの「アクセス」に詳細がありますので、そちらをご覧くださいね!<(_ _)>
見学は事前予約が必要
見学には事前に予約が必要です。
私達はネットで予約しましたが、電話での申し込みも大丈夫です。
4コースありますよ。
リンクを貼っておきますので、興味があればご覧ください。
gaikaku.jp
なお、当日は階段の上り下りがありますので、スニーカーなど動きやすい靴と服装で行きましょう(=゚ω゚)ノ
内部の気温は15℃くらいで結構冷えますので、この点もご注意くださいね!
見学当日の流れ
では、駐車場に着いた後の流れをご説明しますね(*‘∀‘)
①まずは建物内(龍Q館)で申し込みして、コースに応じた料金を支払います。
全部で4コースあり、料金も1000~4000円とコースに応じて異なります。
私達は1000円の【気軽に参加できる! 地下神殿コース】を予約しました。
②支払いが済むと、パンフレットとシールを貰えます。
③見学者は「シールを服の見える所に貼って、外の障害者用駐車場でお待ちください」と言われるので、素直に従って待つ。
これだけです(・∀・)カンタンダ‼
要らんかもしれませんが、この流れを写真でもご説明いたしましょう。
完全に蛇足だけど、せっかく撮影してきたからね
アキちゃん、余計な暴露しないでッ!
①10時の予約だったのですが「30分前にはお越しください」とのことでした。
ところが9時半になったのに、何事も起きません...アナウンスがありませんし、不安になった私達は、龍Q館に突撃を敢行しました!(゚Д゚)
周囲には私たちと同じ見学者らしき人々が40~50人ほどいましたが、「まずは彼女らの動きを見てから動くとするか...」的な反応で、私たちの動向に視線が注がれるのを感じました!
美人は注目されて辛いわ~
…。
龍Q館の中です。入って左側に受付があります。
この日はミュージアムは休館日でした…。
②こちらが頂いたシールです。
こちらのシールを服に貼り、地下に降りるときに係員の方に見せるので胸のあたりに貼りました。
パンフレットがこちら。
ちなみに、パンフのQRコードにはある機能が付いています…!ネタバレになっちゃうので、ここでは書きません、行ってみてお楽しみください(*‘ω‘ *)
③「外の障害者用駐車場でお待ちください」と言われたので、一旦外に出ます。
おや、ココかな...?
いもみ
「ア、アキちゃん...!地下神殿の入り口あったよー!(゚Д゚)ウォォォ...」
アキちゃん
「お馬鹿な貴様を地下深く封印してやるぅー(゚∀゚)ニャハハ」
などと遊んでいたら...
係員の方が集合場所の看板を置きに来ました。
このタイミングで皆さんが集まってきました。
50人位でしょうか?小学生~中高年まで幅広い年齢層でした。
10時になると係員の方が来て地下神殿の入り口に向かいます!(゚Д゚)ムハー!←早くも興奮してる
どうやら入り口は多目的広場の先にあるようです。
入り口に着くと、係員の方から簡単な説明と注意事項がありました。
116段ある階段を今から降りて地下に向かいます。
なお、階段での撮影は危険なのでNGです。
いよいよ、封印が解かれてダンジョンに⇦ドラクエやりすぎ扉が開かれて地下に降ります!(゚Д゚)ヒーハー!←興奮してる
団体毎に少し間を空けて入るように言われました。
係員の方が、参加者が入り口をくぐるたびに人数のカウントをしています。
階段を降りていくと、途中から気温が下がったのを感じます!(゚∀゚)サムッ
しつこいけど階段では撮影禁止です!危ないからね!!
そ、そして...
え、ええぇぇぇーーーーッッ!!!( ゚Д゚)
なんじゃ、こりゃあッ!!...とおもわずうら若き乙女が叫んでしまう程の衝撃的な光景が広がります!反対側は大きな縦穴がありました。
私達は前の方にいたので、後から降りてくる方が揃うまで数分かかりました。
この写真は降りてきた階段です。
見学参加者が全員揃ったところで、再び係員の方から施設の説明と行動範囲などの注意点のアナウンスがありました。
係員の方は2人いて、もう一人の方がここまで進んでいいですよ~と教えてくれます。
ちなみにどこまで進んでいいのかは目印にロープが張られています。
この後は約15分ほどの自由見学時間です!
皆さん、許容行動範囲内で思うように見学します!!
親子連れの方も沢山いました。
首都圏外郭放水路(防災地下神殿)の目的と仕組み
施設の詳細はホームページをご覧いただくとして、ここからはアキちゃんに簡単に説明してもらいます(*‘∀‘)
【目的】
まずこの首都圏外郭放水路(防災地下神殿)がどういうものか?というところからですね。
目的はズバリ「洪水対策」です。
この辺りは大きな河川が複数ありながら、低い地形&河川の勾配が低い(=水の流れが弱い)という地域のため、洪水の被害が起こりやすいのです。
そのため、国道16号線の地下約50mに長さ6.3kmに及ぶ世界最大級の地下放水路をつくったのです。
着工は1993年3月、完成は2006年6月で全区間が完成しています。
【仕組み】
次に、洪水を防ぐために施設はどういう仕組みになっているのでしょうか?
仕組みとしては、各河川に立坑があり、水位が上がると自然に地下に流れ、トンネルを伝って地下水槽に貯水し、巨大なポンプで江戸川に排水していく...という流れです。
↓こんな感じです<(_ _)>↓
①大雨などで河川の水位が上がると、施設への流入が始まる。
→【立坑】と呼ばれる縦穴?みたいなので地下に水が流れていく感じです('ω')ノ
【立坑】は全部で5つあって、大きいもので内径31.6m(小さいものでも15mあります)、一番深い穴で71m(一番浅くても66m)もある巨大な縦穴です。
②地下のトンネルを伝って、水が調圧水槽に流れ込む。
→【トンネル】は第1~第4工区まであり、全部繋がっていて調圧水槽と呼ぶ巨大なプールに流れ込みます。
【トンネル】は内径が10.6mもあり、それぞれ約1.2~1.9kmの長さがあります。
この巨大なトンネルが地下50mの所に埋まっているのです。
③調圧水槽に貯まった水を、排水管理棟の中央操作室でコントロールして江戸川に排水する。
→【調圧水槽】がここで言う地下神殿です。
この巨大プールは長さ177m・高さ18m・幅78mもあるんですって!
さて、ここからまた地下神殿の中での行動の話に戻ります。
係員の方に質問してみました。
私達見学者に同行・案内してくれる係員の方に質問してお話を聞くことが出来ました(´ー`)
(※写真撮影のお願いはNG、とアナウンスがありましたが、質問は大丈夫みたいでした。)
まずは降りた時から気になっていたコレ。
Q1:「APって...何ですか?」
Q2:「上のAPまで水位が上がるとヤバいんですか?」
A1:「APとは【あらかわポイントの略称】」だそうです。
水位の基準で、海抜〇mみたいな感じで使われるらしいですよ?
A2:「ヤバくはないです。あそこまで上がることはないと思います。」
とのこと。
続いて、濡れてる地面や柱について聞いてみました。
Q3:「最近まで水が入ってたってことですか?」
A3:「いいえ、これは湿気で濡れています。直近でここに水が入ったのは去年(2021年)の8月です」
とのこと。
どうやら外の気温と内部の気温差で出来る結露が原因で濡れているそうです。
ちょっと意外でした('ω')ナルホド
ちなみに「季節によっては、この地下神殿に霧の様な靄が出て、とても幻想的ですよ」とも教えてくれました!
時期とコースを変えて再訪するのもおススメらしいです♪
これを聞いて外部との繋がりも聞いてみました。
Q4:「水位とか、水槽の中の様子はどうやって知るんですか?」
Q5:「水槽の内部のメンテナンスはどうしてるんですか?」
Q6:「ちなみに何かゴロゴロ音がするんですが、水の流れている音ですか?」
するとこう教えてくれました。
A4:「水槽内部の状況についてはカメラがあって、コントロールセンターで見ています」
A5:「内部の掃除は、クレーンで中の泥などを運び出しています」とのことでした。
※後で場所を教えてくれます。中からは上手く撮影できませんでした。後述します。
A6:一番下の「本日のオマケ」で正解発表します♪
地下神殿に響く「ゴロゴロ…」という音の正体とは?!
皆さんも考えてみて下さい!
正解された方の中から抽選で...とかはありません!(´ω`*)
係員さん、色々教えてくれてありがとうございました<(_ _)>
そんなこんなで、あっと言う間に時間は過ぎ、上に戻る時間になってしまいました。
来る時と同じで、係員さんからまた簡単な説明とお礼の挨拶があり、皆で拍手で感謝の意を伝えます。
そして戻ります。
勿論、階段116段です。
そして階段では撮影禁止です!
戻ってきました~(´ω`*)
眩しいし、地下と比べて明らかに暑い!!ι(´Д`υ)アツィー
外に出ると解散となるのですが、上記で言っていた「地下と地上を結ぶ出入口(クレーンとか下すところ)」を教えてくれます。
帰りますか~。
楽しかったな~(´ω`*)♪
以上で、『首都圏外郭放水路(防災地下神殿)龍Q館』のご紹介はおしまいです。
非常に貴重な体験が出来ました!
こうして河川を氾濫から守ってくれていることも知って、感謝の気持ちと共に、防災についても考えさせられました!
国土交通省江戸川河川事務所の皆さん、どうもありがとうございました<(_ _)>
ここまで読んで頂きありがとうございました_(..)_
※本日のおまけは一番下にあります。
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~本日のオマケ~
Q6:「ちなみに何かゴロゴロ音がするんですが、水の流れている音ですか?」の答え。
A6:「水の音ではありません。スケボーの音です」
なんと答えは…
「スケボーの音が地下に反響して、聞こえてた」
でした~!
正解出来た方、いましたか?( ´艸`)
正解された方の中から抽選で...防災の意識を高めましょう!!