こんばんは、いもみ🍠です。
本日は、埼玉県春日部市小渕にあります『小渕山観音院』のご紹介です。
700年以上の歴史がある神仏習合・修験道のお寺であり、これまで私たちが巡ってきたどの神社寺院とも違ったお詣りの仕方をします。
また小渕山観音院には、かの有名な俳人・松尾芭蕉が『奥の細道』で一番最初に宿泊した、という説もあります。
↓場所はコチラです↓
駐車場は5~6台ほど停められるスペースが仁王門近くにあります。
入る場所は油断すると、通り過ぎてしまいます…私たちの様に!(・∀・)マタヤッチマッタ~
駐車場への入り口は、国道4号線(日光街道)沿いにあるのですが、カーナビだと何故か裏側に誘導されてしまいます。
惑わされずに、己を信じ、(国道4号線を)真っ直ぐ突き進んでください...!(・∀・)ハハハ
↓↓看板があります。
~開山~
⇒1258年(正嘉2年)
~宗派~
⇒本山修験宗
~ご本尊~
⇒正観世音菩薩
由緒がありました。
小さいので、アキちゃんに要約して書いてもらいました。
小渕山観音院について
- 小渕山観音院は「本山派修験、京都聖護院末、安永2年(1773年)正年行事職を許される。小渕山正賢寺と号す。ご本尊の正観音については応安2年(1369年)に住持玄通が『古き像なり』と書き記している。中興開山は尊慶と言うが、年代は不明である(一部要約しています)」
- 小渕山観音院は、この地方の観音信仰の霊場として有名で、家内安全・商売繁盛の他、いぼ・こぶ・あざにご利益があると言われている。
- 毎年8月10日にはこの日参拝すると、46000日分のご利益が授けられると言われる「46000日祭」の祭礼がある。
- 3月には、馬寄祭があり、農耕に従事した牛馬の安全を祈願する祭があった、そのため本堂には木造の白馬が安置されている。
- 本尊の正観音には「昔洪水でこの地に流れ着き、一度は元のお寺に戻したが、その後の洪水で再びこの寺に漂着したので、この寺にお堂を建て、安置した」という伝説がある。
…ということが書かれていました<(_ _)>
小渕山正賢寺観音院について
- 小渕山正賢寺観音院は1258年(正嘉2年)に建立と伝えられている。
- 宗派は本山修験宗であり、総本山は京都の聖護院門跡。山号は小渕(地名に由来)、院号は観音院(ご本尊に由来)。
- 本尊は、60年に一度丙午(ひのえうま)の年にご開帳される。※前回の開帳は1966年(昭和41年)で、次回の開帳は2026年(令和8年)の予定だそうです。
- 江戸時代の円空上人制作の仏像7体を所有する寺院である。
- 仁王門は元禄2年(1689年)建築
- 本堂は棟札によれば、寛政12年(1800年)再建された
※口伝では1376年と1825年に修理された、とありますが棟札の方が正しい様です。
…ということが書かれていました<(_ _)>
では、境内のご案内です( ゚∀゚)つ
1689年(元禄2年)建立の仁王門です。
二階建てになっていました。
かつては釣鐘があったそうですが、第二次大戦中に鰐口と共に、戦時供出されたそうです(´・ω・`)
筋肉隆々の金剛力士像が安置されていました。
ヒビが入っているところが、長い年月を感じさせます。
小渕山観音院の仁王門は、春日部市唯一の仁王門なんだそうです。
参道を進みます。
新緑の季節っていいですよね~。
小渕山観音院には芭蕉の句碑があります。
有名な奥の細道の旅で、江戸を出発した芭蕉と、彼の門人・河合曾良はまず日光に行くのですが、その初日の宿泊地が実はここ小渕山観音院だったのではと言われているのです。
当時、粕壁(=春日部)と言われていたこの地に宿泊していた形跡は、同行の門人・河合曾良の日記に「カスカベ二泊ル。江戸ヨリ九里」とあり、信ぴょう性が高いのです。
※ちなみに芭蕉本人の日記には「草加に着いた」とありますが…。
~松尾芭蕉・『おくのほそ道』の旅について~
『おくのほそ道』の旅について教えて?
1689年5月(※旧暦では3月)に江戸を出発して、150日ほどかけて2400kmくらい旅したの。
行程を簡単に言うと、江戸➩日光➩那須➩白河の関➩多賀城➩松島➩平泉...と奥州に入って、北陸➩美濃大垣(岐阜県)までね。
旅の目的は?自分探しの旅とか??
自分探しの旅って...芭蕉はこの時45才だったから...。
上記の地名を見ればピンとくると思うけど、古跡(歌枕)を巡るのが目的だったようね。
あとは友人を訪ねる目的もあったそうよ?
あ~松島とか有名だよね!
「古池や蛙飛びこむ水の音」
頭打ったの?大丈夫??(←真顔)
上記の地名で言えば...
平泉では「夏草や兵どもが夢のあと」とか知ってるでしょ?
一句出来ました!
あ~…ダメだ...嫌な予感しかしない...。
「小池屋の うすしおポテチ 夢の味」
「いも女 脳にカニ味噌 詰まってる」
右手には役行者 神変大菩薩像というのがありました。
く~…勉強不足で分かりません!
勉強しときます!いもみ&アキちゃん<(_ _)>💦
初めて見ましたが花つかというそうです。
文字通り、お花を供養する石碑です。1856年(安政3年)のものらしいです。
華道の発展によるものだそうですよ?
こちらが観音院ご本堂です。
1800年に修理されたそうです。それ以来修理していないのかな...?
龍の彫刻がカッコいい✨
そして鰐口が凄くデカい!鳴らすのが楽しみです♪
中はこんな感じでした。
写真には写っていませんが、右側には御神馬もいました。
私達が大好きなおびんずる様も出迎えてくれます。
偏額です。
お詣り方法に沿って、参拝しました。
神仏習合の祈願寺...2拍合掌するんですね。
何度も読みながら、合掌します。
回廊を左回りします。
初めての参拝法でした。
ご本堂の回廊には、獅子が18体います。
この獅子は参拝者の厄を飲み込んで、悪い鬼から守ってくれるという意味があるんだそうですよ。
いもみ&アキちゃん
「悪い鬼から...か~」(お互いを見る)
いもみ&アキちゃん
「ちょっ...!何で私を見るのよ??」(お互いに否定する)
ご本堂の右側に授与所がありました。
窓が閉まっていて、ご不在か…?と思ったら、なんと室内からネコちゃんが窓をカリカリしているではありませんか!(゚∀゚)カワイイッ!
アキちゃんがインターフォンを鳴らすと、御住職様が出てきてくれました。
ネコちゃん、ありがとう🐈✨
頂いた小渕山観音院の御朱印がコチラです!
ご不在の時も結構あるらしいので、頂けて良かったです(´ω`*)♪
以上で、『小渕山観音院』のご紹介はおしまいです。
神仏習合のお寺なので、お詣りの仕方が初めてで分かりませんでしたが、ちゃんと書かれていて安心しましたε-(´∀`*)ホッ
独特のお詣りもそうですが、修験道についても勉強不足でしたので、目から鱗で逆に色々見て学べて、とても面白かったです!
神社寺院を巡ると、新しい発見もあるので楽しいですね♪
皆様も、ちょっと違った雰囲気がある『小渕山観音院』を是非参拝されてはいかがでしょうか?(=゚ω゚)ノ
ここまで読んで頂きありがとうございました_(..)_
※本日のおまけは一番下にあります。
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~本日のオマケ~
本日、紫陽花で有名なお寺に行ってきました!
後日アップ予定です(^^)お楽しみに~