いもみの日記

御朱印集めが趣味のOL(お芋好き女子)です。いろんな神社やグルメを紹介します!

関東最古の水神様を祀る蛟蝄神社に行ってきました!

こんばんは、いもみ🍠です。


本日は茨城県利根町にある『蛟蝄神社』のご紹介をしたいと思います。
「こうもう神社」と読みます。
毎度のことながら、私は読めませんでした(・∀・)ヘヘヘ
蛟蝄神社』は、門の宮(かどのみや)と奥の宮(おくのみや)からなる珍しい神社で、門の宮と奥の宮を合わせて『文間両社大明神(もんまりょうしゃだいみょうじん)』との呼び名もあります。

また、水神様(罔象女大神)を祀る神社としては関東最古としても有名!!

さらに、2016年の大ヒット映画「君の名は。」のヒロイン・宮水三葉が巫女の「宮水神社」の鳥居のモデルとなったのも、ここ『蛟蝄神社』なんです!


↓場所はコチラです↓
※蛟蝄神社「奥の宮」です。「門の宮」は西に800mの場所にあります。

駐車場は「門の宮」「奥の宮」共にあります。
「門の宮」は境内の前(公民館の前?)に6台くらい停められそうです。
場所はすぐ分かりましたが、お手洗い・自販機はありません。

「奥の宮」は「門の宮」から一本道で東に800m進んだところにあります。
境内と駐車場に行くには急な坂道を登ります。この坂道は入り口に看板があってすぐ分かるのですが、車一台分の幅しかありませんのでご注意ください。
また門の宮➩奥の宮(西から東)という風に進むと、入り口が斜め左後ろになってしまうので、大型車だとちょっと曲がりずらいかもしれませんので、迂回していくのもアリだと思います。

駐車場は坂を登って右折したところにあります。10~15台は停められそうです。

お手洗いは駐車場にもありますが、参集殿のお手洗いを借りることも出来ました。自販機は無かったと思います。


ここからは恒例のアキちゃんの説明になります(*‘∀‘)ヨロシコ

~創建~

⇒社伝によれば、2300年前の紀元前288年に現在の門の宮の場所に罔象女大神(水神)を祀ったのが始まりです。
関東最古の水神様を祀っている神社と言われています(詳細は後述)。

~御祭神~

罔象女大神(みつはのめのおおかみ)

生命の根源である水を司る女神様で「罔象女神」は『日本書紀』の表記になります。
ちなみに『古事記』では「弥都波能売神」との表記になります。
出自に関しても『古事記』と『日本書記』ではやや異なっているのですが、カグツチを出産し火傷で苦しんでいたイザナミが死ぬ間際に産まれたという大枠は同じです('ω')ノ


また相殿神として、
埴山姫大神(はにやまひめのおおかみ)➩土を司る
軻遇突知大神(かぐつちのおおかみ)➩火を司る
句句廻馳大神(くくのちのおおかみ)➩ 木を司る
金山彦大神(かなやまひこのおおかみ)➩金属を司る
素戔嗚尊(すさのをのみこと)➩厄難除け
菅原道真公(すがわらのみちざねこう)➩学問の神様
倉稲魂大神(うかのみたまのおおかみ)➩商売繁盛
誉田別大神(ほんだわけのおおかみ)➩ 国家鎮護
...と多くの神様が祀られています。

~関東最古の水神様~

⇒まずは時系列で見てみようと思います。

①紀元前288年 ➩門の宮の場所に罔象女大神を祀る
②698年 ➩埴山姫大神を祀る
③年代不詳 ➩奥の宮がある東の高台に神社を移転する
④1598年 ➩徳川家康公が再建を命じる
⑤1698年 ➩門の宮の本殿を再建
⑥1909年 ➩八坂神社・天神社・稲荷神社・八幡神社合祀

こうして並べてみると気が遠くなるほどの歴史を感じますね。
これだけでもう「関東最古で決まりでしょ!」と思いますが、最古と言える根拠は『延喜式神名帳』に「下総国相馬郡一座小社 蛟蝄神社」と記載があるからでしょう('ω')ノ

醍醐天皇の命令で905年開始され、927年にまとめられた『延喜式神名帳』は、この時代に「官社」とされていた神社の一覧が記載されているものです。
(※神社の一覧が記載された神名帳としては、延喜式より古い「弘仁」「貞観」がありますが、現存していません。延喜式は1127年に写書きされたものが残っています)
つまりこの平安時代にまとめられた『延喜式神名帳』に記述がある神社は、905年以前、少なくとも927年以前には「官社」として存在していたのですね。

『蛟蝄神社』の正式な呼び名を知ると、より歴史の古さを理解できます。
通常「こうもう神社」と呼ばれるのですが、正式には「みつち神社」なのだそうです。
「みつち」とは龍を意味します。
何が龍なのかと言うと、「この地域がまだ海だった頃、大地の形が龍(=みつち=蛟)に似ていた」という説が有力なんだそうです('ω')ノ
この地が昔海の近くだったなんて、木々に覆われた高台に立ち、遥か遠くにまで田園が広がる光景を目にしている私達にはちょっと想像がつきませんでした…。

でも海であったことを裏付けるものは近くにあって、それが門の宮であり、門の宮は立木貝塚という貝塚の上に建っているんですよね。
宮司さんの奥様に教えて貰ったのですが、この辺りはまだ時々貝が出るそうです。
また上記の③で「年代は分からないが、高台に神社を移転」した理由も「水害を避けるため」が答えの様です。
う~ん...実際に行ってきた私にはこの周辺が海だったなんて、調べて、書いているこの瞬間も想像できません...(´-ω-`)
以上アキでした<(_ _)>

~ご利益~

祈雨、止雨、治水、商売繁盛、子宝安産、農耕守護など


では境内のご紹介です(=゚ω゚)ノ
門の宮の鳥居です。
こちらは映画「君の名は。」のモデルとなった鳥居⛩️です。



鳥居の側には御朱印帳などの案内板がありました。
お守り、御朱印等は奥の宮で受け付けていますと書かれていました。

この辺りは貝塚だったんですね🐚

参道の階段を上がった先に手水舎があります。

そして拝殿です。
注連縄が特徴ありますね。

こちらが本殿です。
利根町指定文化財になっています。

門の宮を参拝後、奥の宮に向かいました。
奥の宮の石鳥居です。


参道はこんな感じでした。

手水舎です。

とても開放的な神社です。新しくて綺麗ですね(´ω`*)

狛犬です。コロコロしたフォルムで可愛いさでいったら今まで見た中で一番かもしれません💖

拝殿です。

そして本殿です。
鰹木が4本。つまり女神ですね。

参拝後は御朱印を受けに参道右手にある社務所へ。

門の宮の御朱印です。奥の宮の社務所で頂けます。
「君の名は。」でモチーフになった鳥居と、貝塚の貝が特徴的ですね(´ω`*)

そして奥の宮の御朱印です。
こちらには「延喜式神名帳」を指す文字がありました。


ここまで読んで頂きありがとうございました_(..)_
本日のおまけは一番下にあります。

お気に入りいただけたら、下のバナーをクリックしてもらえると嬉しいです。
応援よろしくお願いします📣

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村


↓↓読者登録お願いします<(_ _)>

本日のオマケ
社務所に置いてありました(´ω`)
宮司さんの子供さん👦が拾った松ぼっくりですね!