いもみの日記

御朱印集めが趣味のOL(お芋好き女子)です。いろんな神社やグルメを紹介します!

『古事記』序文⑤~天孫降臨と初代天皇・神武天皇即位~

こんばんは、いもみ🍠です。
本日は、『『古事記』序文⑤~天孫降臨と初代天皇・神武天皇即位~』のご紹介です。

こんばんは、アキです。
主に翻訳と解説を担当しています。

前回のあらすじ

【前回のあらすじ】
本当にその通りなのです。
海原統治の役目を怠り追放されたスサノオは、アマテラスが統治する高天の原に向かい、国の乗っ取りの疑いをかけられますが、潔白証明の為、神意がどちらにあるか誓約をたてます。
お互いの身につけたものを交換し、それを口にして息を吐いて子(神)を成し、その結果で占うことにしたのです。
アマテラスがスサノオの剣を、スサノオもアマテラスの数珠を、それぞれ噛み砕いた後息を吐きました。
誓約の結果、スサノオに邪心が無いことが示され、高天の原で過ごすスサノオでしたが、乱行を繰り返したことで、アマテラスは天の岩屋に隠れてしまいます。
天の岩屋からアマテラスが出て、高天の原を追放されたスサノオは、その後地上でヤマタノオロチを退治しました。
…こうした過程のなかで、多くの神々が登場し、大いに増えました。
そして、こういった古代の歴史は、歴代の天皇によって代々言い伝えられてきたのです。

やがて、アマテラスのもとに『オオクニヌシの治める葦原中つ国がひどく騒がしい』と報告が入ります。
そこで、アマテラスは葦原中つ国を譲渡させるための説得に、どの神を使いに出すかを、八百万の神を天の安河の河原に集めて会議を開きました。
タケミカヅチという神が遣わされ、小浜(出雲国・稲佐の浜)で国譲りの交渉が行われた結果、葦原中つ国は譲られることになりました。
国譲りで統治者がオオクニヌシからアマテラスに移ったことで、何かと騒がしかった葦原中つ国も静かに治まったのでした。

前回は誓約のお話から、アマテラスの天の岩屋隠れと、スサノオのヤマタノオロチ退治の経緯が語られ、それら古代の神話が代々天皇によって言い伝えられてきたこと。
そして国譲りの経緯が簡単に述べられました。
今回はこの続き、天の国(高天の原)から地上(葦原中つ国)に国を譲り受けるため神が降臨するお話(天孫降臨)が語られ、いよいよ初代天皇・神武天皇が登場します。


『古事記』序文⑤~天孫降臨と初代天皇・神武天皇即位~

【原文と読み方】
【原文】是以 番仁岐命初降于高千嶺 神倭天皇經歷于秋津嶋 化熊出川 天劒獲於高倉 生尾遮徑 大烏導於吉野 列儛攘賊 聞歌伏仇


【読み方】是を以ちて、番仁岐命(ほのににぎのみこと)、初めて高千の嶺に降り、神倭天皇(かむやまとすめらみこと)、秋津島に經歴したまひき。
化熊川より出でて、天の劒高倉に獲(え)、尾の生(は)ゆひと徑(みち)を遮れど、大き烏吉野へ導く。
儛(まい)を列ね賊を攘(はら)い、歌を聞きて仇を伏しき。

【訳】
国譲りの交渉の結果、オオクニヌシが了承したので、アマテラスは天降りを始めることにして、自らの孫のニニギに葦原中つ国の統治を委任します。
そしてニニギは、かつてイザナギが禊をし、アマテラスが生まれた地である筑紫の日向の高千穂の地に初めて降り立ったのです。

時は流れ、ニニギの曾孫であるカムヤマトイワレビコ(後の神武天皇)は、九州で各地に目を光らせるのは不便と考え、日向を出発して各地を平定しながら、東の大和の地を目指しました。
イワレビコが紀伊から内陸を目指していると、川から突然クマが現れ、妖気でイワレビコの軍はみんな気を失ってしまいました。
ですがそこへ、神のお告げの夢を見たという高倉下という人物が、霊剣・布都御魂(フツノミタマ)をイワレビコに渡し、この霊剣の力で邪気が祓われてみんな目を覚ますことが出来ました。
さらに吉野の地では「この先に悪い神がいる。タカムスビ(←神様です)がヤタガラスを遣わすから、それについていけば無事に通り抜けられるだろう」というお告げがありました。
ヤタガラスに導かれたイワレビコの軍は、途中の国つ神(豪族)や民たちをその配下におきながら進みました。
途中、尾の生えた人(←これは意味が分かりませんでした💦)に出会ったり、大和の宇陀では豪族(エウカシ)の抵抗があり戦闘になったりしました。
逆賊(土蜘蛛)に対しては、宴会を催して油断させ、歌を合図に一斉に斬りかかってこれを討ちはらい従えました。

 

【解説】
是以 番仁岐命初降于高千嶺
「是以」は「これをもって」と読みました。
「是」とは前文の「国譲りの交渉の結果、オオクニヌシが了承した」ことを指しています。
「番仁岐命」は「ほのににぎのみこと」と読みます。
ニニギノミコトはアマテラスの孫にあたります。
なので「天孫」とか「皇孫」とも呼ばれます。

ニニギノミコトには沢山の名前があります。
私が知る限り一番長いパターン(?)だと…
天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇藝命(あめにぎしくににぎしあまつひこひこほのににぎのみこと)
…です。覚えられませんよね??
なので、私のブログでは「~のみこと」を原則省略しているため【ニニギ】で統一しています。
なお表記を念のために説明しておきますと…
【邇邇藝命】←『古事記』の表記
【瓊瓊杵尊】←『日本書記』の表記
読み方は「ににぎのみこと」で同じですが、この様な違いがあります。

ニニギノミコトは非常に重要な神様です。
三種の神器や、何故神様に寿命があるのか...などのお話も含まれているからです。
いずれ本文で詳しく書く予定ですが、とりあえず以下の2点だけ覚えておくと、この後の話が分かりやすいです。
①ニニギはアマテラスの孫
②初代天皇・神武天皇はニニギの子孫(孫の子です)

「初降于高千嶺」は「初めて高千穂の地に降り立った」と訳しました。
高千穂の地とは、宮崎県高千穂地方の事であるというのが定説なので、当ブログでもこの定説に従っています。
「なんで、この地なの?」と言う方もいらっしゃるでしょうから、少し説明しますと【筑紫の日向の高千穂の地は、かつてイザナギが禊をし、アマテラスが生まれた地】だからです。


神倭天皇經歷于秋津嶋
※ここからは、ニニギの孫の子であるカムヤマトイワレビコ(後の神武天皇)が、九州の日向を出発して各地を平定しながら、東の大和の地を目指す【神武東征】が描かれます。

「神倭天皇」は「神武天皇」です。
「神武」とは8世紀後半ころにつけられた【諡号(貴人の死後に贈られる名前のこと)】で、東征の時点ではまだ即位してません。
この頃の名はカムヤマトイワレビコでした。
「經歷」には「ある地域内をめぐり歩くこと」の意味もあります。
「秋津嶋」は「あきつしま」と読みます。
「大和の国・日本(本州)全体」の意味です。

神武東征】とは
天孫降臨で、九州の高千穂宮に降り立ったニニギ。
その孫の子であるカムヤマトイワレビコは、兄のイツセと共に東の大和の国を目指します。
目的は「近頃中つ国(地上)では天つ国を敬わない国が増えてきているので、神の子として彼らを統治(平定)しなければならない。九州にいては全国に目を光らせるには不便だから、東の大和を目指そう」です。
ちなみにコース(【東遷】と言います)は、日向→宇沙→筑紫→吉備→浪速→熊野→宇陀→忍坂→畝傍(樫原宮)だと言われています。

つまり、直訳すれば「神武天皇は日本の本州を巡り歩いた」ですが、「カムヤマトイワレビコ(後の神武天皇)は、九州の日向を出発して各地を平定しながら、東の大和の地を目指しました」という感じで訳すことにしました。


化熊出川 天劒獲於高倉
「化熊出川」は「化熊(ばけぐま)川より出でて」と読みました。
本文には『東征中のイワレビコが紀伊(和歌山県)の熊野村に上陸して内陸を目指していると、川からクマが出てきました。
クマは突然消えますが、イワレビコの率いていた兵たちは全員気を失いました…』という場面があるので、ここを指しているのでしょう。

「天劒獲於高倉」は「化け熊が出て、イワレビコたちが気を失った」後のお話です。
『気を失ったイワレビコの前に高倉下(タカクラジ)という人物が現れます。そして「私の夢にアマテラスやタケミカヅチが現れて、私の倉に剣を降ろすから目が覚めたら天神御子(イワレビコのこと)に届けなさい、と言われました」とイワレビコに布都御魂(フツノミタマ)という霊剣を渡しました。これによって山の邪気が祓われて、みんな目を覚ましました』

直訳では「化け熊が川から出て、高倉下から天の剣を得た」ですが、これでは何だか分かりませんので、「東征中のイワレビコが紀伊から内陸を目指していると、川から突然クマが現れ妖気で気を失ってしまいました。ですがそこへ、神のお告げの夢を見たという高倉下という人物が、霊剣・布都御魂(フツノミタマ)をイワレビコに渡し、霊剣の力で邪気が祓われてみんな目を覚ましました」と訳しました。

生尾遮徑 大烏導於吉野
ここは3つに分けて説明したいと思います。

「生尾」は「尾が生えた人がいた」と言う意味です。
「なにそれ?」と思いますよね?私も思います。
でも原文にそう書いてあるのです。「生尾人」と。
どういう意味か分からないので、「昔は孫悟空みたいな人がいたんだな...」と思うことにしました。
「遮徑」は「徑(みち)を遮る」です。
つまり、イワレビコが大和に行くのを遮った、戦闘があったと言う事でしょう。
ちなみに「生尾人が遮った」という記述は無いです(土蜘蛛という敵対勢力は別ですが)。
なので、宇陀の地でエウカシという豪族と戦闘があった、という意味で訳しました。
「大烏導於吉野」ですが「大烏=八咫烏(ヤタガラス)」です。
吉野の地で「この先に悪い神がいる。タカムスビ(←神様です)がヤタガラスを遣わすから、それについていけば無事に通り抜けられるだろう」というお告げがあった...という意味で訳しました。
ちなみに、ここは原文の順番と異なっています。
原文では①ヤタガラスに案内してもらう→②尾が生えた人に出会う→③宇陀の地の豪族と戦闘、と言う順番です。
ですから、この順番通りに訳してあります。

列儛攘賊 聞歌伏仇

「儛」は「舞い」の事だと思います。
「思います」と言うのも、古事記本文に「儛」という文字が出てこないのです。
「攘賊 」は「賊を追い攘(はら)う」の意味です。
「伏仇」は「仇(外敵)を伏(したがえる)」の意味です。
「仇(外敵)」とは土蜘蛛という一族を指しています。
「聞歌」は文字通り「歌を聞く」。
どういう事かというと、『ご馳走を用意して土蜘蛛(土地の豪族かな?)を油断させて、宴会中に歌を合図に襲って討ち果たした』という場面があります。この事を指している様です。

ですので直訳すれば「みんなで舞い賊を追い払って、歌を聞き外敵を従える」ですが…。
既に述べたように、本文に「舞」という文字が無いことから、これは宴会の様子を表しただけっぽいので訳に無理に入れませんでした。
「逆賊(土蜘蛛)に対しては、宴会を催して油断させ、歌を合図に一斉に斬りかかってこれを討ちはらい従えた」と訳してみました。

序文にはありませんが、この後大和に着いたイワレビコは畝傍山(うねびやま)の麓に橿原宮(かしはらのみや)という宮殿を置いて、初代・神武天皇に即位するのです。
天孫降臨から神武東征・初代天皇即位という流れは、同時に神々のお話から、人の時代のお話へと移る転換点なのです。

いや~、アキちゃんが訳してくれて助かるよ~♪

フフフ...まぁね…何でも聞いてね…(ドヤ顔)

じゃあ、何で『古事記』では「歌」の表現が多いの?わかりづらいんだけど。

…。

知らんのかいッ!

以上で『古事記』序文⑤~天孫降臨と初代天皇・神武天皇即位~のご紹介はおしまいです。

次回は『古事記』序文⑥~賢后と聖帝~をご紹介する予定です。

ここまで読んで頂きありがとうございました_(..)_
本日のおまけは一番下にあります。

お気に入りいただけたら、下のバナーをクリックしてもらえると嬉しいです。
応援よろしくお願いします📣

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村


↓↓読者登録お願いします<(_ _)>

本日のオマケ
いもみのエキゾチックな夏シリーズ

あけぼの山公園でひまわり畑を見てきました🎵

こんばんは、いもみ🍠です。


昨日ですが、あけぼの山公園にひまわり畑を見に行ってきました!😆✨

灼熱地獄で汗だくでしたが、観光客がたくさん来ていて撮影📷してましたよ!
日傘をさしてる方も多くて、「私も持ってくれば良かったな~」と思いました。

🌻場所はコチラです🌻

駐車場から歩くこと5分。
すると黄色に目立つヒマワリ畑が見えてきました!

駐車場は何カ所もあって便利ですし、ひまわり畑もスグなのでとても助かります♪
私よりも背が高い(笑)

撮影台が設置されていたので、階段を上がってみることに。

上から見下ろす感じで、ヒマワリを見ることができます!
違った視点から見てみるのもいいですね(・∀・)

太陽の方角に花が向いているのがわかりますね。

ひまわり畑の道は熱が籠ってて暑かった😱

蜂🐝とひまわりのツーショット

「風車の散歩道」ネーミングセンスが光ります✨
その通り道を進んで行くと、

風車があります。
この写真は別のアングルからパシャリ📸
逆さ富士ならぬ逆さ風車!

蓮の花も咲いてました✨


途中暑すぎてダウンしそうだったので、出店がでていた広場に行きました。

そこで、今年始めてのかき氷🍧を食べました❗
ブルーハワイが好きでよく食べます✨
舌が青くなっちゃうんですよね( ^ω^ )

駐車場へ戻る途中、庭園があったので中へ入ってみました!

竹林があって涼しいです。

綺麗な庭園で、鯉がたくさんいました。

一面のひまわり畑を見て感動しました✨
ひまわりはというと、結構枯れていた箇所もありましたが、元気に育っている所もあって、まだ見頃です!

「見てみたいなぁ」と思っている方がいたら、早めに行かれることをオススメします!


以上で『あけぼの山公園でひまわり畑を見てきました』のご紹介はおしまいです。


ここまで読んで頂きありがとうございました_(..)_
本日のおまけは一番下にあります。

お気に入りいただけたら、下のバナーをクリックしてもらえると嬉しいです。
応援よろしくお願いします📣

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村


↓↓読者登録お願いします<(_ _)>

本日のオマケ
あけぼの山公園の後は、布施弁天へ。

夏詣でしてきました✨✨

『古事記』序文④~鏡と珠と剣と議~

こんばんは、いもみ🍠です。
本日は、『『古事記』序文④~鏡と珠と剣と議~』のご紹介です。

こんばんは、アキです。
主に翻訳と解説を担当しています。


【前回のあらすじ】
ここまで述べた神話の様な歴史の起源のお話は、大昔のことですから、私達にはハッキリとは分かりません。
ですから、この国の国土が出来上がっていった様子や、この国の島々が産まれた由来は、昔からの言い伝えや教えによって知ることが出来ます。
この国が興ったのは遥か昔のことですけれど、世界に神々が誕生し、やがて人間が成立したという太古の出来事も、それらの経緯を伝え聞いてきた先の世の知徳が優れた人物を頼ることで、明らかになるのです。

前回のお話は、『最古の時代の出来事は、先人からの教えと伝えによって知ることが出来る』という【古事記の思想の前提】のお話でした。
古事記の目的は、この国の【統治の正統性を宣言すること】です。
『最古の時代にこういうことがあって、高天原の神を祖先にもつ天皇が世を継いで治めてきたんだよ』ということを語ることで、統治の正統性を宣言しているのだと思います。


【原文と読み方】
【原文】寔知 懸鏡吐珠 而百王相續 喫劒切蛇 以萬神蕃息 與議安河而平天下 論小濱而淸國土

【読み方】寔(まこと)に知る。鏡を懸け、珠を吐きて、百の王相続き、剣を喫(か)み、蛇(おろち)を切り、萬の神蕃息(はんそく)せしことを。
安(やす)の河に議(はか)りて、天下を平らげ、小浜(おばま)に論(あげつら)いて国土を清めたまう。

【訳】
本当にその通りなのです。
海原統治の役目を怠り追放されたスサノオは、アマテラスが統治する高天の原に向かい、国の乗っ取りの疑いをかけられますが、潔白証明の為、神意がどちらにあるか誓約をたてます。
お互いの身につけたものを交換し、それを口にして息を吐いて子(神)を成し、その結果で占うことにしたのです。
アマテラスがスサノオの剣を、スサノオもアマテラスの数珠を、それぞれ噛み砕いた後息を吐きました。
誓約の結果、スサノオに邪心が無いことが示され、高天の原で過ごすスサノオでしたが、乱行を繰り返したことで、アマテラスは天の岩屋に隠れてしまいます。
天の岩屋からアマテラスが出て、高天の原を追放されたスサノオは、その後地上でヤマタノオロチを退治しました。
…こうした過程のなかで、多くの神々が登場し、大いに増えました。
そして、こういった古代の歴史は、歴代の天皇によって代々言い伝えられてきたのです。

やがて、アマテラスのもとに『オオクニヌシの治める葦原中つ国がひどく騒がしい』と報告が入ります。
そこで、アマテラスは葦原中つ国を譲渡させるための説得に、どの神を使いに出すかを、八百万の神を天の安河の河原に集めて会議を開きました。
タケミカヅチという神が遣わされ、小浜(出雲国・稲佐の浜)で国譲りの交渉が行われた結果、葦原中つ国は譲られることになりました。
国譲りで統治者がオオクニヌシからアマテラスに移ったことで、何かと騒がしかった葦原中つ国も静かに治まったのでした。

【解説】
寔知=「寔」は読みも意味も「まことに」です。
直訳すると「まことに知る」で、ちょっと分かりずらいです。
「まことに知る」は、前文の『太古の出来事は、先の世の知徳が優れた人物を頼ることで明らかになる』と言う事が「本当に分かります」と同意している様に読めます。
なので前文を肯定する「(前文で話したことは)本当にその通りなのです」と訳してみました。

懸鏡吐珠 而百王相續 喫劒切蛇
ちょっと長いので、ここでは2つに分けて説明していきます。
①「懸鏡」「吐珠」「喫劒」「切蛇」は古事記本文に出てくるエピソードを凄~く端折って取り上げています。
これをそれぞれ訳すと以下の通りですが…。
「懸鏡」→「鏡をかける」
「吐珠」→「数珠を吐く」
「喫劒」→「剣を噛む」
「切蛇」→「蛇(ヤマタノオロチ)を切る」
直訳では意味不明ですし、順番も異なるので、ここはこのエピソードをご紹介して説明します。

天の岩屋戸とヤマタノオロチ退治
このエピソードの場面は、イザナミが死んでイザナギが黄泉の国から帰ってきた後、アマテラス・スサノオ・ツクヨミの三貴子が生まれ、それぞれに国の統治を任せた...以降のお話です。
『スサノオは海原の統治を任されますが、母(イザナギ)を恋しがって泣いてばかり…。
役目を果たさないスサノオを、イザナギは怒って追放してしまいます。
スサノオは別れを告げようと、姉のアマテラスが統治する高天の原に向かいます…向かうのですが、天地を揺るがす程のもの凄い勢いだったので、アマテラスはスサノオが国を奪いに来た、と思ってしまいます。弟も弟ですが、姉も姉です。
そこで心が潔白かどうかを確かめるために、誓約(うけい)をたてます。
これはお互いが身に着けているものを交換して、それを噛み砕いて、息を吐くという感じです。
この辺は常人には理解できませんが…まぁ話を進めます。
ちなみに、この時アマテラスはスサノオの剣を噛みます。※ここが【喫劒】です。
スサノオはアマテラスの数珠を噛み、息を吐きます。※ここが【吐珠】です。
この部分は、本文に進んだときに詳しくお話しますが、とにかくスサノオは心の潔白を証明出来て、アマテラスが統治する高天の原で過ごします。
ところがスサノオが大暴れ...田を荒らしたり、神殿を汚物で汚したりします。
弟をかばい続けるアマテラスですが、牛の死体を投げ込んで死人が出るというとんでもない事件を起こし、あまりの乱行に心を痛めて岩屋に隠れてしまいます。
アマテラスを岩屋から出す過程で、踊ったり、鏡をかざして自らの姿を見せたりします。※ここが【懸鏡】です。
アマテラスが出てきた後、当然ですがスサノオは「混乱の罪を償え」として高天の原を追放されます。
追放されたスサノオは泣いている父娘に出会います。
そこでヤマタノオロチの話を聞き、退治します。※ここが【切蛇】です。

とても長くなってしまいましたが、この4つのエピソードを語っているのです。

「而百王相續」
「百王」は百人の王ではなくて「多くの王=歴代の天皇」の意味だと思います。
「相續」は「相続した」の意味です。
「百王相續」はつまり「(①の4つのエピソードなど古代の歴史を)歴代の天皇が代々言い伝えてきた」と訳すとしっくり来たのでこれで行きます。


以萬神蕃息
「萬神」は「万神」=「万(よろず)の神々」という意味でしょう。
ちなみに「万(よろず)」は「様々の~」という意味です。
「蕃息」は「はんそく」と読みます。
「盛んに増える、繁殖する」と言う意味です。
なので「様々な神が大いに増えた」で良さそうですが、どうして増えたか省かれているので、ちょっと分かりずらいです。
上記の「懸鏡」「吐珠」「喫劒」「切蛇」では、「吐珠」「喫劒」の場面で8人の神が、「懸鏡」の岩屋の場面ではオモイカネやアメノウズメなど多くの神が、「切蛇」ではオオヤマツミノカミなどの神が登場してきます。
なので、「(「懸鏡」「吐珠」「喫劒」「切蛇」の)過程で神が(多く登場してきて)大いに増えた」というニュアンスで訳しています。


以下の「與議安河而平天下 論小濱而淸國土」は『古事記』本文の【国譲り】の場面です。
ここもかなりの端折り具合で、「誰が」という主語も無いので直訳では非常に分かりずらいです。
なので、国譲りの場面をお話してから、解説したいと思います。

【国譲りのお話】
地上(葦原中つ国)はオオクニヌシの国造りが進んでいました。
この様子を聞いたアマテラスは安河(高天原にあるという川)に多くの神を集め「葦原中つ国は我が子が治める国であるのに、乱暴な土着の神が多くいる。どの神を遣わして、これを平定するべきだろうか?」と尋ねます。
※ここが【與議安河而平天下】です。

会議の結果、まずアメノホヒ(アマテラスの息子)が葦原中つ国を譲るよう説得に向かいます。しかし連絡のないまま3年たちました…。
仕方ないので次にアメワカヒコを行かせましたが、オオクニヌシの娘と結婚して8年も連絡しませんでした…。
モラルとか無いの?と思ってしまいますが、この時代にそんな言葉はまだ無い!と思いましょう。そうでなければ話が先に進みません。

(その後もすったもんだありますが、今は関係ないので中略)
そして最後にタケミカヅチという神が遣わされて、小浜(出雲国・稲佐の浜)で国譲りの交渉が行われ(ここでもすったもんだあったけど)、葦原中つ国は譲られることになりました。
※ここが【論小濱而淸國土】です。

與議安河而平天下
「與議」は「議を興す」、つまり「会議した」と言う意味です。
「安河」は日本神話で登場する「高天原にあるという川」です。
「平」は「たいら(げる)」と読みました。
意味は「たいらげる、しずめる=平定」ですが武力を用いる訳ではない(一部用いてるけど…)ので、「国の譲渡を説得する」というニュアンスで訳しました。
ですから
「葦原中つ国の譲渡させるための説得に、どの神を使いに出すかを、八百万の神を天の安河の河原に集めて会議を開きました」と訳しました。

論小濱而淸國土
「論」は「議論」ですが、ここでは国譲りの「交渉」という訳がシックリしたのでこれで。
「小濱」は「小浜」。
【国譲り】でアマテラスが遣わしたタケミカズチがオオクニヌシと交渉した出雲国の稲佐の浜です。
「淸國土」は「清国土」。
ここはちょっと意味が分からなかったのですが、国譲りのエピソードの冒頭にアマテラスが地上の偵察に向かわせた神(オシホミミ)が『(オオクニヌシの治める)葦原の水穗の国(葦原中つ国)はひどく騒がしい』と報告しているので、「国譲りで統治者がオオクニヌシからアマテラスに移って騒ぎが収まった」...という感じで訳しました。

以上で『古事記』序文④~鏡と珠と剣と議~のご紹介はおしまいです。

次回は『古事記』序文⑤~天孫降臨と初代天皇・神武天皇即位~をご紹介する予定です。


ここまで読んで頂きありがとうございました_(..)_
本日のおまけは一番下にあります。

お気に入りいただけたら、下のバナーをクリックしてもらえると嬉しいです。
応援よろしくお願いします📣

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村


↓↓読者登録お願いします<(_ _)>

本日のオマケ

今週のお題「最近洗ったもの」

こんばんは、いもみ🍠です。


今週のお題「最近洗ったもの」

って…毎日洋服洗濯してますよー!

夏場はすぐ乾くからいいですよねぇ👍

って、これくらいしか語れない…。


あっ!「心の洗濯」なら本日してきましたよ✨✨

日頃のストレスを発散するために、久しぶりに友人に会ってお話ししてきました( ^ω^ )

ここ最近はコロナのせいで、友人を誘うのも気を使いますが…

OKだったので、感染に気をつけながら会いました。


友人は高校の先輩で、月一で会っています。

友人はおしゃべり好きなので、一緒にいて楽しいんです。

いつも私は聞き役に回ることが多いので、同じもの同士だと何を話したらいいのかわからなくて、沈黙になってしまうおそれがありますが、

おしゃべりの人って自ら話してくれるから楽です(笑)

ちなみに年上お姉アキちゃんもおしゃべりモンスターです!

もう少し黙っていてほしいくらい(笑)


それはさておき話した内容と言えば、仕事のことだったり、恋愛のことだったり、趣味だったりとひたすら話してました。

5~6時間くらい。

そのお陰か、いろいろお話ししたら心がスッキリしました!

ずっと気になっていたお店のランチも食べることができて、大満足✨

私にとっては、これが一番良い発散方法かもしれませんね。

気が合う友人を持って、本当に幸せ😆🍀だなぁって思いました❗

心が洗われて、また明日から頑張れそうです(⌒∇⌒)

以上で今週のお題「最近洗ったもの」のご紹介はおしまいです。


ここまで読んで頂きありがとうございました_(..)_
本日のおまけは一番下にあります。

お気に入りいただけたら、下のバナーをクリックしてもらえると嬉しいです。
応援よろしくお願いします📣

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村


↓↓読者登録お願いします<(_ _)>

本日のオマケ
友人とショッピングしたときに購入した無印良品の「手作りキット」とご飯にかける「タコライス」。
美味しそうなので買ってみました!

暑い夏にはタイ料理が食べたくなります😆

今週のお題「SFといえば」アキちゃんver.

今週のお題「SFといえば」

こんばんは、いもみ🍠です。
今週のお題「SFといえば」について相棒のアキちゃんに聞いてみました♪

アキちゃん「SFといえば」何?

う~ん...漫画だったら銀河英雄伝説ガンダムかな。
ゲームだと地球防衛軍シリーズかしら...?

…なんかラインナップが女子らしくないっつーか…。

【らしさ】にうつつを抜かしていると、【本質】を見失うわよ…?
少し説明してあげるわ...フフフ...。

①銀河英雄伝説とは...

銀河を舞台に、皇帝と貴族が支配する銀河帝国【帝国】と、共和主義の人々が建国した自由惑星同盟【同盟】との戦争を描く。
150年間膠着状態が続いていたが、【帝国】【同盟】それぞれの陣営に、若き英雄が登場したことで歴史が動き出す...という物語よ。

つまり、戦争のお話だね??

戦争小説だけど、政治思想も絡んでくる人間ドラマが大きなウェイトを占めているかな?
両陣営のイデオロギーは【帝国=独裁】【同盟=民主主義】なんだけど、民主主義側の政治が腐敗していて、帝国の独裁がむしろ清廉な政治を行っている...とか葛藤も描かれているの。

どういう所がおすすめポイント?

【常勝の天才】ラインハルト・フォン・ローエングラムと、【不敗の魔術師】ヤン・ウェンリーの2人を軸に物語は進むけど、彼らを取り巻く人々も魅力的な人物が多いわ。
セリフも秀逸だしね。
戦闘シーンも面白いけど、権謀術数や人間模様を描いているシーンが好きかな。
個人的にはラインハルトと、オーベルシュタインっていう参謀がいいわ~。

あ、熱く語るね…💦

ラインハルトとヤン・ウェンリーの2人はそれぞれ戦略・戦術も違うし、リーダーシップの取り方も人材活用法も異なるんだけど、部下や仲間を惹きつけて戦っていく...って所はビジネスでも参考にしたり活用できる部分はあると思うのよね。

え?リーダーシップの取り方が参考になるって...アキちゃん、何目指しているの??

【常勝不敗の天才魔術師】よ。

【重症腐敗の天災悪魔】にならなれそう…💦)

②ガンダムとは...

ガンダムって私も知ってるくらいの名作だから、説明要らないよね?
どういう所が好きなのか教えて?

まずは登場人物の言葉が最高よ!
シャアは容姿もカッコイイのに、声も言葉もいいのかよー♥ってね!

…。

ジオン総帥のギレンの言葉もインパクトあったけど、個人的に好きなのはマ・クベ中将かな~。
知的でいて統率力もあって、敗戦の責任を受け入れる度量もあるし、自己の信念を貫くところも素敵よね...♥

熱く語っているところ悪いんだけど…マニアック過ぎて...。

『諸君!動揺するな、聞き苦しいやりとりだ。軍法会議者だぞ。そのような弱音を兵に聞かせるものは、誰であれ。』

え?それまさか、マ・クベさんの…?つーか『諸君』って私一人しかいないけど…。こんなマニア話、大丈夫かな??

『我が軍の負けだ、諸君。責任は全て私にある。大局の要を愚か者どもに委ねた…人を見る目を欠いたと言う事だ。指揮官として。』

え?これも…?責任は確かにアキちゃんにあるけど…。つーか、大局の要を委ねられた愚か者って...私の事??💦

『ウラガン...あの壺は間違いなくキシリア様に届けてくれよ。あれは、いいものだ...』…あ、間違えちゃった。
「いもみ…この話はカットせずに間違いなく読者様に届けてくれよ。これは、いいものだ...」

いいもの?どこが??つーか、ウラガンって男なんでしょ?

え?ガンダムって、名ゼリフの数々の中に戦略・人材育成・リーダーシップとかビジネスの現場での働き方が、ちゃんと込められているじゃない?

え?結局アキちゃんにとって、ガンダムもビジネスの参考とか活用法なの?どういう立ち位置目指してるのよ?

私も加えて【黒い4連星】だったら、アムロに勝ってた気がするのよ…!

アキちゃんなら【腹黒い連帯責任制】みたいな、それはそれは陰湿な戦術とか思いつきそう…

③地球防衛軍とは...

これって、ゲームだよね?結局全部、戦争戦闘系なんだね…。
これもどーせビジネスが絡んでくるんでしょ?

…これは単にストレス発散よ。

おしまい<(_ _)>


以上で『今週のお題「SFといえば」アキちゃんver.』はおしまいです。


ここまで読んで頂きありがとうございました_(..)_
本日のおまけは一番下にあります。

お気に入りいただけたら、下のバナーをクリックしてもらえると嬉しいです。
応援よろしくお願いします📣

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村


↓↓読者登録お願いします<(_ _)>

本日のオマケ
今週のお題・アキちゃんver.は…

『古事記』序文③~因本教而~

こんばんは、いもみ🍠です。
本日は、『『古事記』序文③~因本教而~』のご紹介です。

こんばんは、アキです。
主に翻訳と解説を担当しています。

前回のあらすじ

序文の前半部分は、『古事記』本文に書かれている事を要約して話しています。

【前回のあらすじ】
イザナギの神とイザナミの神は結婚し、万物を生み出す親となりましたが、神産みの時にイザナミはやけどが元で亡くなってしまいます。そこでイザナギは黄泉国にイザナミを迎えに行くのですが、「覗くな」と言う約束を破ってしまい、追い回された挙句、二人は離別するのです…。
イザナギが死者の国である黄泉国から現世に帰ってきました。
そして死の世界の穢れを落とすために、水に浸かって禊(みそぎ)をすることにしました。
イザナギが目を洗うと、左目から天照大御神(以降「アマテラス」と表記します)が、右目から月読命(以降「ツクヨミ」と表記します)が現れました。
さらにイザナギが海水で浮き沈みして身体を洗うと、沢山の神様が現れました。


『古事記』序文③~因本教而~

【原文と読み方】
【原文】故太素杳冥因本教而 識孕土 產嶋之時元始綿邈賴先聖而 察 生神立人之世

【読み方】故(かれ)、太素(たいそ)杳冥(ようめい)たれど、本(もと)の教えに因りて而(しかるに)、土(くに)を孕(はら)み嶋を産む時を識(し)り、元始(げんし)は綿邈(めんばく)たれど、先(さき)の聖(ひじり)を頼りて、神を生み人を立てたまいし世を察す。


【訳】
ここまで述べた神話の様な歴史の起源のお話は、大昔のことですから、私達にはハッキリとは分かりません。
ですから、この国の国土が出来上がっていった様子や、この国の島々が産まれた由来は、昔からの言い伝えや教えによって知ることが出来ます。
この国が興ったのは遥か昔のことですけれど、世界に神々が誕生し、やがて人間が成立したという太古の出来事も、それらの経緯を伝え聞いてきた先の世の知徳が優れた人物を頼ることで、明らかになるのです。


【解説】
故太素杳冥「故」は「かれ」と読みます。
「そういう理由で~。そんな訳で~」という意味です。
「太素」は「たいそ」と読みます。
「起源。始原」という意味です。
「杳冥」は「ようめい」と読みます。
「奥深く暗い様子。暗くてハッキリしない様子」という意味です。
なので「故太素杳冥」を直訳すると
「そういう理由で、起源は暗くてハッキリしません」辺りになると思います。
前文で古事記の神話のお話をしているので、「神話の様な歴史の起源のお話は、私達にとって大昔のことですから、ハッキリとは分かりません」と訳してみました。

因本教而 識孕土 產嶋之時
「因本教而」
「因」は「もと。事の起こり。由来」の意味です。
「本教」は「本(もと)の教え」と読みました。
本文の流れから「昔からの言い伝えや教え」的意味なんだろうと思って訳しています。
「而」は接続詞で「すなわち」的な意味です。
「ですから、(中略)~は昔からの言い伝えや教えによって知ることが出来ます。」と訳しました。

識孕土 產嶋之時
これは「孕土と產嶋の時を識(し)る」と読みました。
「孕土」は「土=国土」を「孕(はらむ)=身籠る」なのですが直訳だとわかりずらいと思い、「国土が出来上がっていった様子」と表現をあえて濁しました。
「產嶋之時」はそのまま「島が産まれる時」でいいのかなと。
なので「この国の国土が出来上がっていった様子や、この国の島々が産まれた時は(中略)で知れる」という感じの訳にしました。

元始綿邈
「元始」は「げんし」と読みます。
「物事の始め。興り」と言う意味です。
「綿邈」は「めんばく」と読みます。
「年代・場所が遥か遠いこと」の意味です。「邈」に「遥か、遠い」と言う意味があります。
ここでは「太古の時代」「大昔」と訳しました。

賴先聖而 察 生神立人之世

賴先聖而
「賴」は「頼」です。「あてにする。たのみとする」の意味です。
「聖」は「知徳が優れた人物」の意味です。
「天子(天皇)」の意味もあり、読み進めて行けば、むしろこちらの意味だと思うのですが、文面的に「知徳が優れた人物」の意味で訳しています。
つまり「(この国が興った頃の太古の出来事を知るには、それらを伝え聞いてきた)先の世の知徳が優れた人物を頼り~」と訳しました。

察 生神立人之世
これは「世界に神々が産まれ、やがて人間が成立した」という時代を「察する」と訳しました。
なお「察する」には①「明らかにする。知る」と②「推しはかる」の意味があり、初めは②の意味の方だと思っていたのですが、『古事記』成立の思想や経緯を考えれば、「②では弱いのかな」と思いなおして①の「明らかにする。知る」の意味で訳しています。


以上で『古事記』序文③~因本教而~のご紹介はおしまいです。

次回は『古事記』序文④~鏡と珠と剣と議~をご紹介する予定です。

ここまで読んで頂きありがとうございました_(..)_
本日のおまけは一番下にあります。

お気に入りいただけたら、下のバナーをクリックしてもらえると嬉しいです。
応援よろしくお願いします📣

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村


↓↓読者登録お願いします<(_ _)>

本日のオマケ
私はアパートの2階に住んでいるんですが、今朝可愛らしい夫婦鳩かな?が電線の上でイチャイチャしていたので、隠し撮り(鳥)しちゃいました✨

見せつけでしょうか笑

『かつや』で新メニューを食べてきました!

こんばんは、いもみ🍠です。


とんかつの『かつや』で新メニューが出たということをネットで知り、早速行ってきました~♪

食べる前の準備運動も兼ねて、自宅から最寄りの『かつや』まで灼熱の道を歩いて行きました!

ムシムシ暑いなか、テクテク進むと5分もすると汗が噴き出てきます…💦

「歩きはちょっと止めれば良かった...」と後悔しつつ…おぉ!遠くに見えるのは『かつや』の看板✨

約25分かけて、『かつや』に到着しました( ^ω^ )💦
何で歩いていこうと思ったのかは未だに分かりません!

今回私が25分歩いてまでどうしても食べたかったのがこちら!!

ベーコンエッグソースカツ!!

とんかつ×ベーコン🥓×タマゴ🍳のコラボ!
豚肉×豚肉×鶏タマゴの夢の競演!
タンパク質だらけ!!

これは間違いなく美味しいはず!
期待しちゃいます😍


高まる期待を抑えきれないままに、早速お店の中へ…

勢いが大事なので、席に着くな否や店員さんに...
ベーコンエッグソースカツ丼と、ベーコンエッグソース定食をお願いします!🙇」
あっ!言い忘れましたが、今回同行したのは、相棒のアキちゃんではなく、仕事仲間と食べに行きました。

…元々、アキちゃんが「これ食べたいね♪」って教えてくれたのですが…。

私のぶんは無いの??

さて、そんな気の毒なアキちゃんのことはここまでにして、話の続きです。

待つこと10分くらいだったでしょうか…?

先に私が頼んだ「ベーコンエッグソースカツ丼」がきました❗

タマゴがプルプルで、とても魅惑的です!(;´Д`)ハァハァ

次にきたのが仲間Yちゃんが頼んだ「ベーコンエッグソースカツ定食」です。

かつやの豚汁も美味なんですよねぇ...(;´Д`)ハァハァ

ちなみに丼(税抜き¥690)と定食(税抜き¥790)の2種類があります。


それでは、いざ!実食です😆
かつやの割干 大根漬をどんぶりの上に乗っけて、タマゴを割っちゃいます!

一口食べた瞬間...

これは…神様の食べ物なの...?

私は目玉焼きには醤油派なんですが、上にかかっているのはソースなんです!

「トンカツとベーコンと目玉焼き...どれがエースなんだ?!」
「個性豊かなこのチームをまとめられるのか??」

…不安がよぎりますよね?(え?私だけ??)

しかし、ご安心あれ!
このソースこそが全体をまとめてくれる役割を果たしてくれているのです!!
まさにキャプテン!キャプテン・ソース!!←??


見た感じ、「ちょっとくどいかな~?」と思ってしまいますが、このベーコンエッグソースカツ丼はソースが重くないので意外にあっさりです。

ペロリと完食しちゃいました!

いやー『かつや』さん、次はどんなメニューを出してくれるのか、とても楽しみですね❗
夏らしく豚キムチを添えたカツメニューとかあったら、スタミナ付きそうです💪


以上で『かつや』で新メニューを食べてきました!のご紹介はおしまいです。


ここまで読んで頂きありがとうございました_(..)_
本日のおまけは一番下にあります。

お気に入りいただけたら、下のバナーをクリックしてもらえると嬉しいです。
応援よろしくお願いします📣

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村


↓↓読者登録お願いします<(_ _)>

本日のオマケ
食後は歩いてすぐの場所にあるイオンへ行きました。

お腹一杯だったので、暫くの間こちらで休憩と漫画本(ゴールデンカムイ)を買いました。
そしてまた歩いて帰りました。
勿論25分でした。