こんばんは、いもみ🍠です。
本日は、東京都台東区上野公園内にあります『不忍池辯天堂』のご紹介です。
天台宗別格大本山の寺院で、元々は寛永寺の観音堂として建立されたものです。
不忍池辯天堂は寛永寺のお堂の一つなんですね。
かつて不忍池は現在の2倍以上広く、また辯天堂がある中之島へは橋が無くて船で渡っていたそうですよ?
何故こんな大きな池の真ん中に、辯天堂を置き辯才天を勧請したのか。
人々が自由に行けるように橋を架けたのは何故なのか。
これらの理由や由緒、見所、アクセスなどをまとめてみました。
場所と駐車場について
↓【場所】はコチラです↓
【駐車場について】
駐車場はありません。
車の場合は、京成上野駅駐車場(30分 300円 上限なしだったかな?)が一番近いかもしれませんが、かなり混みます!
ちなみに京成上野駅駐車場はお手洗いもあります。
私達は普段車で移動しているのですが、いつも運転を頼んでる相棒のアキちゃんが「東京の道路舐めたらいけないわ!初心者には攻略できない」とか言ってたので、今回は電車を利用しています。
上野駅からテクテク歩いてみたら、大体10分位でした。
【見立て】思想について
⇒不忍池辯天堂はじめ、寛永寺は天海僧正の【見立て】という思想の元に設計・建立されています。
これは【京都周辺にある神社仏閣に見立てて、上野に寛永寺を作り上げていく】という思想です。
そもそも何に見立てたの?
平安京の鬼門を守る比叡山延暦寺に倣ったのよ。
江戸城を平安京に見立てると、江戸城の鬼門(北東)にあるのは…。
あっ、そうか。寛永寺だ。住職は天海僧正だよね。
そうそう。
例えば東叡山寛永寺の山号は「東の比叡山」で「東叡山」なの。
延暦寺は年号を寺号にしたんだけど、寛永寺も寛永年間に作られた年号を寺号にしているの。
じゃあ、不忍池辯天堂も何かに見立てて作られたの?
琵琶湖の北にある竹生島の宝厳寺に見立ててるの。
琵琶湖=不忍池、竹生島の宝厳寺=中之島の辯天堂という感じ。
1670年頃橋が架けられたけど、それまで弁天堂のある中之島へは竹生島同様、船で渡っていたそうよ。
竹生島を倣ったのに、橋を架けたのは何でかな?
橋が架かった1670年頃には、天海僧正は亡くなっているの。
でも江戸時代に七福神詣でが流行したそうだから、それで架けたかもしれないわね。
不忍池辯天堂の弁才天は、谷中七福神として人気があったそうよ?
弁才天の「才」が「財」と同じ音の為、金運にご利益ある「弁財天」となったのは、江戸時代の様ですのでこの事から七福神詣でが流行したと思われます('ω')ノ
天海僧正の【見立て】は上野の桜にも及びます。
この桜は奈良の吉野山のヤマザクラを境内に移植したものなのだそうです。
現在上野のお花見が出来るのも、天海僧正の【見立て】のおかげなんですね!
「江戸の庶民が行楽し、参拝できるよう」に作られた寛永寺はやがて江戸屈指の名所となっていくのです。
創建
⇒寛永年間(1624~1644)
御本尊
⇒八臂大辯才天(はっぴべんざいてん)
弁才天は、ヒンドゥー教の女神・サラスヴァティーの仏教名です。
インドでは【サラスヴァティー】
これを漢訳し、中国では【弁才天(大弁才功徳天)】
日本では七福神の一人になっているように、財宝神として【弁財天(辨財天)】との表記も多いのです。
この武器は、人の煩悩を打ち壊すためなんだそうです('ω')ノ
※御本尊のご開帳は、9月に行われる「巳成金(みなるかね)大祭」の1日だけだそうですよ、見てみたいですね!
ご利益
⇒学問・音楽・芸能・金運上昇など
境内のご紹介
それでは、境内のご紹介です!
漸く不忍池に到着しました。
ちなみにここまで4時間以上歩きっぱなしです…(*´Д`)ヒィヒィ...
お堂が見えてきました。
現在の堂は、昭和20年の東京大空襲で焼失した後、昭和33年に再建されたものだそうですよ。
お堂はコンクリートの八角形です。
何で八角形?と思って調べたら、【上野不忍池のどこからでもお参りできるように】この形になったそうです。
正面に回って撮影しました。
TVで見た事があります。
こちらはフグの供養塔です。
え?何でフグの??と思われるかもしれませんが、【東京ふぐ料理連盟がフグ供養のため】昭和40年に建立した石碑なんですって。
この他にも包丁塚・暦塚・眼鏡の碑・すっぽん感謝の塔など、ユニークな石碑がたくさんありました。
私、フグ食べた事無いから供養出来なくない?
私、すっぽん食べた事無いから感謝のしようがないわ...。
顔が翁、体が蛇、宇賀神様です。幸福・利益・知恵・財力の神様とされ、弁財天と同一視されています。
金運のご利益があるそうですよ!
見た感じちょっと怖い...神様だけど。
大蛇に巻き付かれたお爺さんが笑ってる様に見えたわ...神様なのに。
本堂に入って、お詣りします。下の写真の右側に進んで、中で一周して左側から出てくるという感じです。
不忍池辯天堂の御朱印
参拝を済ませ、御朱印を頂きます。
受付をすると、番号札をもらって呼ばれるのを待つ、という方式でした。
頂いた不忍池辯天堂の御朱印がコチラです。
力強い字体がとても印象的ですね!
以上で『不忍池辯天堂』のご紹介はおしまいです。
既述の通り、不忍池辯天堂は庶民の人々も楽しめる江戸の名所として造られた経緯があります。
この辯天堂には、かつて船で渡っていた時期もあるそうですが、橋が出来て現在多くの人が参拝に訪れています。
こうした光景が江戸の頃からあったと思うと、感慨深いものがありました(´ω`*)シミジミ
ここまで読んで頂きありがとうございました_(..)_
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