いもみの日記

御朱印集めが趣味のOL(お芋好き女子)です。いろんな神社やグルメを紹介します!

茨城県龍ヶ崎の女化稲荷神社に行ってきました🦊🌾

おはようございます、いもみ🍠です。


この前「焼肉キング」に行って、アキちゃんの誕生日お祝いをしました🎶🎂
アキちゃんは焼肉が大好きで、中でもハラミとタンが好きです。
ハラミやタンを他のお店で単品で頼むと高くなるので、キングでお得にお腹一杯🍚にさせようという私の企みでした(  ̄▽ ̄)
本人もご満悦で良かったなぁと思いました。
その後、いもみは体調不良でダウンします…笑


さて本日は茨城県龍ヶ崎市の『女化(おなばけ)稲荷神社』のご紹介をしたいと思います🦊
女が化ける(・・?とても意味深な、、興味が湧く名前ですよね。
これは後述の「狐の恩返し」の女に化けたキツネに由来しています。
神社周辺は牛久市の女化町という地名ですが、女化神社は龍ケ崎市にあり、飛び地になっているそうですよ。

↓地図はこちらです↓

第2鳥居近くの駐車場は広くて台数もかなり停められると思います。
看板も出ていたのでわかりやすいです。
トイレは探したのですが、ちょっと分かりませんでした。
【追記】
トイレは拝殿を正面に見て、左手にありました。一見住宅の庭みたいですが、社務所の近くです。(鳥居でいうと第三鳥居あたりです)。

ちなみに、女化神社のすぐ近くには全国にある「ラーメンショップ」の中でも最強と噂される「ラーメンショップ牛久結束店」があって、お客さんが長蛇の列を作っていました。
tabelog.com

~創建~

1509年(永正6年)←こちらは社伝による
但し、諸説あって1190~1198年説もあります。
これは後述しますが、「狐の恩返し」の伝承が関わってくるからの様です。

~御祭神~

保食命(うけもちのかみ)を祀っています。
名前から連想されるように「食物」の神様が祀られています。
...保食命(うけもちのかみ)?なんか聞きおぼえが無い神様だったのでアキちゃんに聞いてみました。

~保食命・食物起源の神話について~

いもみ
「誰?」

アキちゃん
「不躾だね、しかし!不敬だし単刀直入だし!!( ゚Д゚)」

アキちゃん
「保食命は食物起源の神話に出てくる神様だよ。保食命に聞き覚えが無いのはいもみが好きな『古事記』には出てこないからじゃないかな?『日本書記』に登場するよ。食物起源の神話は『古事記』『日本書記』にそれぞれあるんだけど、登場する神様とか設定が違うんだよね。でも結果としてお米とか麦とかの五穀の種が出来る所は同じだよ('ω')ノ」

いもみ
「どういう話なの?(∩´∀`)∩ワクワク」

アキちゃん
「えっとね、『汚らわしい』って理由で惨殺された神様の死体から種が出来た話、かな('ω')ノ」

いもみ
「…えっ?( ゚Д゚)ジケン...ナノ?」

アキちゃん
「①『日本書紀』だと、天照大神の命令で、月読命(つきよみ)保食命の所に様子を見に行くの。月読命をもてなそうと保食命は、口からご飯とか魚とかを出すんだけど、月読命は『汚らわしい』と怒って保食命を惨殺するの。その後、保食神の死体の頭→牛馬、額→粟、眉→蚕、目→稗、腹→稲、陰部→麦・大豆・小豆が生まれたから天照大神はこれらを持ち帰らせて食物の種とした...という話なの('ω')ノ」

「②『古事記』だと、高天原を追放された須佐之男命(すさのお)がお腹を空かして、大気都比売神(おおげつひめのかみ)に食べ物を求めるんだけど、大気都比売神は鼻・口・お尻から食材を出し料理して須佐之男命にあげたら、『食物を汚した』と怒って大気都比売を殺してしまうの。その後、大気都比売の頭→蚕、目→稲、耳→粟、鼻→小豆、陰部→麦、尻→大豆が生まれて、神産巣日神(かみむすび)が五穀の種とした...という話なの('ω')ノ」

いもみ
「確かに口からとか、お尻から食べ物を出されたら...。でもだからって殺す??…まぁスサノオの名前が出てきた時点でフラグたった気はしたけど( ゚Д゚)」

アキちゃん
「『日本書記』にはこれに関係した話の続きがあって、天照大神が様子を見てきてと頼んだだけなのに、月読命が保食命を殺しちゃったから、天照大神は怒って、もう月読命とは会いたくないと言ったので『太陽(天照大神)と月(月読命)は昼と夜とに別れて出るようになった』んだって」

いもみ
「仲の悪い姉弟だな~(´・ω・`)ナカヨクシテ」

アキちゃん
「ちなみにそれぞれ殺されちゃった保食命と大気都比売神は、『陰部』という記述があるから女神だと考えられているんだよ('ω')ノ」

日本神話はホンットオカシイ面白いですよね!!

~ご利益~

五穀豊穣のご利益があります。
五穀豊穣の神様である保食神を祀る神社ですもんね(´ω`*)

🦊🌾🌾🌾🦊🌾🌾🌾🦊 狐の恩返しについて🦊🌾🌾🌾🦊🌾🌾🌾🦊

昔、根本の忠五郎という人物が、商売の帰りに女化原を通りかかったところ、猟師が眠っているキツネを見つけ射ようとしていました。忠五郎はキツネを哀れに思い、咳払いでキツネを起こして逃してあげました。そのキツネが助けられた恩に報いるため、女性に変身して忠五郎の妻となり、3人の子供をなしました。
しかし、ある日うたた寝をした女性(狐)は迂闊にも尻尾を出してしまい、これを子供たちに見られて正体を知られてしまいました。それを恥じた女性(狐)は「みどり子の母はと問わば女化の原に泣く泣く伏すと答えよ」と書置きを残して女化原に消え、二度と戻ることはなかったそうです。


なんとも切ない物語です…私が狐なら、正体を明かして「今度ペットとして飼ってはくれませぬか?( ´∀` )」とか言ってしまいそうです
なお、この伝承は色んな説があって、それぞれ読んでみたのですが「男がキツネを助け、キツネが女に化け男に嫁いで子をなし、正体がバレて姿を消す」という大筋は同じです。
ただ、この伝承の説によっては神社の創建年代が異なっていたり、正体がバレたキツネが残す言葉が違かったりします('ω')ノ
創建年に諸説あるのは、このためなんですね。

~奥の院の「お穴」~

⇒ちなみに女化稲荷神社から約300メートルほど離れた所に、女化稲荷神社奥の院があります。
先ほどご紹介した「キツネの恩返し」で正体がばれてしまったキツネが姿を隠したとされる「お穴」はこの奥の院の森にあります
私たちも行って見たのですが、こちらは駐車場が無く、どうやら女化稲荷神社から徒歩で行かなければならないようです。
残念だったのですが、こちらの訪問は諦めました(´・ω・`)


それでは境内のご紹介です(=゚ω゚)ノ

稲荷神社の特徴でもある沢山の鳥居⛩️が並んでいました。
歩いてみたら想像以上の長い参道でした🚶‍♀️🚶‍♀️100メートル以上あったかもしれません。
鳥居を囲むように桜の木🌸が植えてありました。
春になったらきっと、綺麗な写真が撮れそうです📸


境内に入ったすぐ左側に社務所がありました。
年始は混雑するため御朱印を受け付けていないようでした。
御朱印を頂きに再度訪れてみたいと思います👍

側にはカッコいい✨龍🐉の灯籠がありました!

狛犬ならぬ!親子狐🦊の石像です。
「狐の恩返し」伝説をモチーフにして作られたものだそうです。
よく見てみると、親狐にぴったり寄り添っている子狐が愛らしいですよね(ノ≧▽≦)ノ
この子狐も「狐の恩返し」伝説をモチーフにしているそうですよ('ω')ノ

こちらが拝殿になります。
扁額が横書きになっていました。

拝殿に掛けられていた額絵が気になりました。

白装束を纏った女性から、光が放たれている画ですが、もしかして天照大御神かしら…(・・?

参拝後は周辺の散策をしました。


女化稲荷神社は、名前からして興味が湧く神社でした。
「狐の恩返し」という物語も初めて知りましたし、御祭神の保食命(うけもちのかみ)も初耳で戸惑いましたが、調べてみると面白い内容で、時間があっという間に過ぎてしまいました💦
心残りが御朱印を頂くことができなかったので、桜が咲くころに再び訪れてみようと思いました。


ここまで読んで頂きありがとうございました_(..)_
本日のおまけは一番下にあります。

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本日のオマケ
ここで質問です。
「なぜ稲荷神社は鳥居が沢山あるのでしょうか?」

江戸時代から明治時代にかけて「鳥居を献ずることによって願いが通る(叶う)」という言われから、参拝者の奉納により建てられたそうです。
願いが通るたび、鳥居が増えていったみたいですよ!