いもみの日記

御朱印集めが趣味のOL(お芋好き女子)です。いろんな神社やグルメを紹介します!

『常陸国の三蚕神社』の一社、つくば市にある蚕影神社に行ってきました!

こんばんは、いもみ🍠です。

本日は茨城県つくば市にある『蚕影(こかげ)神社』のご紹介をしたいと思います。
こちらは全国にある蚕影神社の総本社になります。
今回訪れたつくば市の蚕影神社と、神栖市の蚕霊(さんれい)神社、日立市の蠶養(こがい)神社の3社を合わせて、『常陸国三蚕神社』と呼ばれています。
読み方が難しいですね、読めませんでした(゚∀゚)

↓↓場所はこちらです。

筑波山の真南にあり、筑波山もバッチリ見えるロケーションです(^o^)丿
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まず駐車場なのですが、参道入り口付近まで車で進んだのですが結局見つからず、少し離れた公民館みたいな所の空き地に停めさせていただきました<(_ _)>
お手洗いはありません。自販機は近くにありました。
カーナビでは分かりづらいので、行かれる際は近くの老人ホーム『老人保健施設・豊浦』(つくば市神郡2013−1)を目指すといいと思います。

~創建~

成務天皇の御代(131~190年)、筑波国造として赴任した阿閉色命が創祀した、と言われています。

創建については諸説あって、①金色姫伝説による欽明天皇御代(539~571年)や、②筑波国造権太夫良平の創祀説の926年などがあります。
蚕影神社の案内板には「成務天皇の御代に、筑波国造として赴任した阿閉色命が創祀した」とありました。

~主祭神~

⇒祀られている神様は以下の3柱です。
和久産巣日神(ワクムスビ)→食物の神様。その頭と体から蚕と五穀が生じたと言われています(゚Д゚)ノ

埴山姫命(ハニヤス)→土の神様。

木花開耶媛命(コノハナサクヤヒメ)→天照大御神の孫の邇邇芸命(ニニギノミコト)と結婚しました。

~蚕影神社の御朱印~

蚕影神社の御朱印は筑波山神社の社務所で頂けます
私たちはこの後、筑波山に向かい御朱印を頂きました。
桑の葉の印が押されていますよ。
↓↓それがコチラです(^o^)丿
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~金色姫伝説~

⇒養蚕の神様を祀る神社にまつわる伝説です。
では今回もAちゃんに説明してもらいたいと思います。

Aちゃん「5世紀頃のお話じゃ。天竺(インド)にリンイという王様と、その娘の金色姫がおったのじゃ('ω')ノ←役に入りきるAちゃん

しかし姫の母親は亡くなり、リンエ大王は新しい皇后をもらいます。
ところが皇后は金色姫を憎み、大王の留守に何度も姫の命を奪おうとします」

Aちゃん「最初金色姫を獅子吼山へ捨てたけど、姫は獅子に背負われ帰ってきました。なので、次は鷲や鷹のいる山へ捨てたのですが、鷹狩りに来た兵が見つけてまた帰ってきました。今度は草木のない島へ流したのですが、漁師が見つけまた失敗してしまいました」

Aちゃん「そして今度は金色姫を庭に生き埋めにしたのです」

いもみ「しつこい!粘着質な皇后だね」(゚д゚)

Aちゃん「約100日たった頃、地中から光が差したので王様が掘らせたら、金色姫のやつれた姿がそこにありました」

いもみ「生き埋めで100日で無事って最早無敵だね!…と言うか娘が100日いないのに気付かない父親ってどうなの?」(゚д゚)

Aちゃん「皇后の悪巧みを知った王様は、姫の身を案じ泣く泣く桑の木の舟に姫を乗せて大海に流したのです」

いもみ「いやいや、皇后を何とかしてよ!と言うか娘流しちゃったよ!草木のない島へ流した皇后とやってること変わんないよ!」(゚д゚)

Aちゃん「金色姫の乗った船は常陸国(茨城県)の豊浦の湊に流れ着き、この地に住む権太夫が見つけます。
舟からは美しい姫が現れ、権太夫は夫婦で姫を我が子のように育てますが、やがて姫は亡くなってしまいます。

ある日、夫婦の夢に姫が現れ「食べ物をください。恩返しをします」と告げます。
そこで、夫婦が姫の亡きがらを納めた唐びつを開けると、そこにはたくさんの虫がいました。
姫の船が桑の木で出来ていたので、桑の葉を与えると虫たちは喜んで食べました(´ω`*)ウマシ」

いもみ「かぐや姫と鶴の恩返しのMIXっぽい話で、日本人好みな話だなぁ…」(・∀・)

Aちゃん「そして虫たちはマユを造りました。マユが出来ると筑波の仙人様が現れて、マユから糸を取ることを教えてくれましたとさ。めでたしめでたし」<(_ _)>

いもみ「これが日本の養蚕の始まりなんだね!」(´ω`*)


ではここから境内のご案内です(^o^)丿
ここが入り口です。
おぉ~…雰囲気がありますね。楽しみです(*´ω`*)♪
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ムム...!早速木陰の中に意味ありげなお地蔵様が…
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左側には蚕影神社の説明が書かれた石碑がありました。
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更に上を目指して石段を登ります。
石段は幅はあるのですがやや不安定、苔が生えていて雨の日は怖いかもしれません(=゚ω゚)
石段は大体200段くらいありました。
(二人で数えたけど、二人とも数が違かった...)
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石段が続き、ハァハァ...会話が途絶えてきます(*´Д`)
すると…!見えてきました!!
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立派な拝殿です。ここまで登ってきた甲斐がありました!
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拝殿の隣には何やら建物が…なんでしょう?
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建物の中には古い額や絵画がありました。
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拝殿を回り込むと、本殿がありました。
神秘的な雰囲気がこう...グッときますね!(゚∀゚)ォォォ
Aちゃん「落ち着きなよ…」( ゚Д゚)
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山の中腹にある感じで、辺りはとても静かで心が落ち着きます。
参拝を済ませて階段を降り始めると、下から3人組の年配の男性たちが登ってきていました。
養蚕が盛んだった時期は参拝客が多かったと聞きます。
最近ではすっかり廃れてしまった感もありましたが、賑やかだった頃の名残は確かに存在していて、今なお参拝客が訪れる様を見るとなにか感慨深いものを感じました(´ω`*)


以上で総本社である茨城県つくば市の蚕影神社のご紹介はおしまいです。
常陸国三蚕神社の残る2社の神栖市の蚕霊神社、日立市の蠶養神社にも足を運びたいなぁと思ういもみとAちゃんでした。
階段がきついけど、神秘的な雰囲気を味わいたい方にはお勧めの素敵な神社ですよ!
筑波山に行く途中に是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?(山登りの代わりになるし…)

ここまで読んで頂きありがとうございました_(..)_
本日のおまけは一番下にあります。

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本日のオマケ
拝殿の隣にある建物には、金色姫を助け育てた夫婦の絵画が飾られていました。
「この絵って、金色姫の亡骸を納めている唐びつを開けているシーンでしょうか?」
「それとも蚕に餌の桑の葉を与えているシーンでしょうか?」
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